こんにちは。ワイスケ(@waisuke12)です。
最近、何かと人工知能(AI)やディープラーニング(Deep Learning)といった言葉を耳にしますよね。それらを簡単に扱うことができるプログラミング言語として、Pythonが脚光を浴びています。
Pythonは様々なライブラリが充実しているため、初学者でもとっつきやすく、人気のプログラミング言語となっています。
MacやLinuxではデフォルトでPythonがインストールされていますが、Windowsは自分でインストールする必要があります。
今回はWindow 10に最新版のPythonをインストールする手順を紹介します。
インストーラーダウンロード
以下のサイトより、最新のPythonインストーラーをダウンロードします。

「Latest Python 3 Release – Python x.x.x」をクリックします。本記事執筆時点では「3.6.5」が最新となっています。
自分のPCに合ったインストーラを選択します。今回はWindows 10 64bitなので「Windows_x86_64-executable_installer」を選択します。embeddableやweb-based版もありますが、exe形式が一番分かりやすいため、executableでのインストールをおススメします。

以下のコマンドで自分のPCのbitを確認できます。
Powershell:
Get-ChildItem env: | where{$_.name -eq “PROCESSOR_ARCHITECTURE”}
コマンドプロンプト:
set PROCESSOR_ARCHITECTURE
インストール
先ほどダウンロードしたインストーラーを実行します。
今回はインストールパスを変更したいので、「Customize installation」をクリックします。Add Python 3.6 PATHのチェックを入れておくと、後のPATHを通す手順を省略することが出来ます。「PATHを通す」という意味が分からない人は、勉強のためにもチェックせずに進めることをオススメします。
Optional Featuresでは特に設定を変えずにNextをクリックします。
Customize install locationのパスを任意のパスに変更します。デフォルトだとユーザーのAppData配下にインストールされます。今回は「C:\Python36」とします。
インストールは完了しますが、Closeする前にDisable path length limitをクリックします。

Windows 10から260文字を超える長いパスを扱えるようになります。長いパスはなるべく避けるべきですが、解除しておいて損はないと思います。ただし、インストールしたPCでしか有効にはならないので注意してください!
Disable path length limitの表示が消えたらCloseをクリックします。
以上でインストールは完了です。
Pathを通す
Pythonのインストールが完了しても、Pathを通さないと動作しません。上記の流れでインストールした直後、PowershellでPythonのバージョンを取得するコマンドを実行すると、以下のようにエラーとなります。
python.exeが「C:\python36」というフォルダの中にある、というのをOSが認識できないために発生するエラーとなっています。なので「C:\python36にpython.exeがあるよ~」というのをOSに認識させてあげます。
具体的には環境変数「PATH」にPythonのインストールフォルダを追加する作業となります。
まずスタートメニューより設定ボタンをクリックして設定を開きます。
検索ボックスに「環境変数」と入力してください。ドロップダウンに「環境編素を編集」とひょうじされるのでクリックします。

Cortanaで検索しても同じ検索結果が出ます。
下段にあるシステム環境変数内の「Path」をクリックし、編集ボタンをクリックします。
Pythonをインストールしたパスを入力し、OKをクリックします。

OSのバージョンにより設定画面が異なることがありますが、末尾に「追記する」ようにしてください。すでに設定してあるPathを消してしまうと、色々なものが動かなくなり大変なことになります。
今度はパスが通っているので、正常にPythonのバージョンが表示されました。
以上、Windows環境にPythonをインストール手順でした!
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